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「モラル・ハラスメント」は恐ろしい。
これってモラハラかも。
そう思ったことはありませんか?
「モラル・ハラスメント」とは精神的なDVの事です。
このモラハラの恐ろしいところは外傷がないため、第三者から見て「仲のいい夫婦」に見えている場合、発覚しにくいのです。
そのため精神的に追い詰められ最終的には離婚することすら難しくなる可能性もあります。
そういった意味では第三者が確認できるDVよりも悪質かもしれません。
モラハラの特徴を知っておこう
精神的に追い込んでいくのがモラハラですが、
一方でモラハラは線引きが難しく、これはモラハラだ!と判断するのが難しいものです。
なので今回はモラハラとしてよく知られているモラハラの特徴を紹介しますので、
これってモラハラかも?と思ったことがある人はモラハラの特徴を確認しておきましょう。
モラハラの特徴1「間違いを怒る」
日常会話の中でも、勘違いや名前などを間違えた場合はすぐに間違いを責め立てます。
「何で間違えたの?」「考えればわかることでしょ」「こんなこともわからないの」「ばかだな」などちょっとした間違いに対して罵声を浴びせます。
モラハラの特徴2「謝らない」
自分が間違っていることを絶対に認めようとはしません。
善悪の判断はありますが、それを作り出した原因は自分じゃないと責任転嫁して自分は悪くないと主張します。
モラハラの特徴3「嘘をつく」
モラハラをする人は嘘を良くつきます。
「妻が洗濯をしない」「家事は全部私だ」など。
悲しそうに嘘を周りに言いふらしていることがあります。
そういった姿を外で見せることで、さらに優位な立場を得ようとしているのかもしれません。
モラハラの特徴4「否定的」
料理を作ってもらっても
「おいしくない」「こんなまずい料理始めて食べた」
などの発言を平気でします。
謝ってしまえば待ってましたと言わんばかりに態度が大きくなり、責め立てる行為が始まります。
モラハラの特徴5「表向きはいい人」
表向き、外面はとても良い人かつ良い親であるように装います。
実際に自分は良い人であり良い親であると本気で思っています。
過剰なまでに世間体を気にする為、優しさにも溢れているで、ご近所からの評判は良くても、いったん家に入ってしまえばモラハラが始まります。
モラハラの特徴6「共感性がない」
モラハラをする人は非常に共感性が乏しいです。
病気になったり、疲れたりしても労う言葉は出てきませんし、口うるさく文句を言ってくる挙句
出てくる言葉は「俺の言うことを聞かなかったから自業自得」
モラハラの特徴7「感情的」
ふとした事がきっかけで怒り出したかと思うと、逆に子供のように泣き出したりします。
情緒不安定な場合がなぜか多いです
また、急に優しくなって、モラハラが起きる前以上に好意的に接してくることがあります。
もしかして治ったのではないかと思い気を許すと、途端に機嫌が悪くなったり、振り回されてしまいます。
モラハラの特徴8「嫉妬深い」
モラハラは相手の行動を監視・束縛する事も当てはまります。
理不尽な行動はあたりまえですが、場合によっては私物に盗聴器を忍ばせて、外での会話を盗み聞きしている方もいます。
自分の知らない場所ではどんな事を話しているのか、相手が違うと態度を変えていないのか、どこかで自分の話をしていないかなど、会話内容から人間関係までの全てを監視していきます。
モラハラの特徴9「他人に優しい」
例えば、仕事などの関係で部下の悩み相談を受けている時はなぜか優しいと言うケースがあります。頻繁なメールのやりとりに対して不快感を示すと
- 「部下が困っているから協力しているだけ。」
- 「お前は人の痛みが分からないのか。」
- 「相手が女だからそんな冷たい態度を取るんだ」 など
心外にもほどがあるような言動が帰ってくるケースもあります。
どうして自分にはこんなにも冷たいのかと思うほどの暴言を受けることがあります。
モラハラは治す事ができるのか
医学上はモラハラという病名はありませんが、精神病の一種とされています。
例としては、
自分は他の人よりも優れている、ほかの人は自分以下だと思い込む
自己愛性パーソナル障害
幼少期に体験したことが原因で、大人になっても過去の傷を抱えながら生きていること
アダルトチルドレン
言葉の暴力がいけないという事を認識できる判断能力が低く
相手を威圧する態度や振る舞いが染み付いているので、カウンセリングを受ければある程度は改善されるかもしれませんが、これをやれば必ず改善されるといった方法は今のところありません。
結論
人間はそんな簡単に性格や生き方が変わったりしません。
恐ろしいのはカウンセリングを受けて行っても、カウンセラーに対して独自の理論で論破したと満足してしまうことです。
もしも結婚相手にモラハラの特徴がみられるようでしたら、
治る見込みがないと感じ次第、離婚を考えておく方が賢明だと思います。
※離婚をするためにやるべき事をきっちりとやるために、離婚するための手順をこちらの記事で詳しく解説しています
→決断した離婚を確実にするために 離婚するための必要な3つの手順