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離婚するのは簡単ではない
離婚するのは決して簡単な話ではありません。
あらかじめ決めておかなければいけない事がたくさんあります。
一度離婚すると決めたら「もうすぐにでも離婚したい」そう思い、やみくもに離婚することだけを考えて、離婚を決定してしまった場合後々後悔することになりかねませんので、しっかりと離婚をする前に離婚後のことを考えておきおましょう。
という事で今回は賢く離婚をするために、考えておくべき事3つについて解説していきます。
離婚するために「納得してもらう」
どのような状況だったとしても、まずは相手と離婚について話し合わなければいけません。
しかし、離婚をしたいと伝えてもなかなか離婚に応じてくれない場合もあります。
その場合はまずは離婚したくない理由を聞きましょう。
そして、その理由は論理的に通用しないという事を相手にわかってもらえれば離婚に大きく近づきます。
例えを上げると
ケース子供
相手
「自分の子供なのに会えなくなるのはおかしい」
自分
「子供と面会する時間を必ずつけます」
相手
「離婚すると子供によくない」
自分
「いつも悪い空気でいることの方が子供にもっとよくないし、喧嘩ばっかりしているのを見てる子供の気持ちにもなってほしい。」
ケース「世間体」
相手
「離婚するとお互いの世間体が悪くなると思う」
自分
「誰が見ても客観的に夫婦関係は破綻しているのに、世間体を保つ為に、見せかけの夫婦関係を続ける方がよっぽど恥ずかしいと思われると思うけど?」
と論理的に相手の離婚しない理由を解決していきましょう。
離婚後の「お金回り」
離婚する際に一番もめるのが「お金」です。
特に「財産分与」「慰謝料」「養育費」に関しては円満離婚でもない限り必ず争点なりますので、離婚前に必ず確認しておきましょう。
財産分与
財産分与とは、婚姻生活の中で夫婦が一緒に築き上げた財産を分けることを言います。財産分与の対象になるものは①現金
②不動産
③家具・家電
④年金
⑤退職金
⑥有価証券
です。
財産分与は決めずに離婚することもできますが、自分が買ったものやこれだけは欲しいというものに関しては、しっかりと話し合い、決めておくことで、有利なものを手に入れて離婚することができます。
旦那も妻も1/2づつ分けるのが基本とされていますが、話し合いで離婚する(協議離婚)場合であれば、特別な割合はありませんので、自由に決めて良いことになっています。
※財産分与についてはこちらの記事に詳しく載せています。
→離婚する前に財産分与を確認するだけで何百万も損を防げる 家の価値を簡単に知る方法
慰謝料
離婚する理由が、自分に対する精神的な負担が原因の場合、その受けた精神的苦痛を慰謝料として相手に請求することができます。
「不倫」、「DV・モラハラ」「理由なき同居の拒否」
などなど、これらの慰謝料を請求する場合には、証拠となるものが必要になりますので、証拠を集めて、確実に慰謝料を請求する準備をしておきましょう。
※慰謝料についてはこちらの記事に詳しく載せています
→離婚の慰謝料の相場は? 慰謝料をのもらい方と増やすコツ
養育費
養育費の支払いは、妻が親権者となって子供を育てていく場合は必ず確保しておかなければならないものであると考えましょう。
離婚時に養育費の取り決めがないばかりに、子供の養育に苦労をする妻が後を絶ちません。このような状況になると困るのは自分だけではなく子供も同じです。
どうすれば定期的にきちんと養育費を支払ってもらえるのか、その対策などを、離婚前にきちんと確認しておきましょう。
※養育費に関してこちらの記事に詳しく載せています
→離婚後の養育費はいくらが相場? 養育費を少しでも多くもらう方法
親権も含めて大事なことは「書面に残す」
話合いで離婚を成立させる場合には、必ず離婚協議書を作成しましょう。
もし、離婚協議で決めた約束(慰謝料の支払いや・親権の有無など)を破った場合、離婚協議書がを残すことによって、約束した内容を明確に残す事ができ、そんなことはなかったという言い訳を防ぐことができます。
また専業主婦だった人が離婚後どうしたらいいのかと、後々迷わないためにも書面に残し必要なものは証拠にするという事を忘れないようにしておきましょう。
※離婚した後、専業主婦が安心して暮らすためのコツはこちらに詳しく載せています。
→離婚した専業主婦が安心して暮らすための3つのやるべき事
まとめ
離婚する際の「準備が多くて大変」と思った人も人も少なくないと思います。
しかしこの準備に準備せず、感情に任せて離婚した場合。
離婚した後になって、「準備しておいた方がよかったな…」と後悔してしまう可能性があります。
実際に「離婚したい」という気持ちだけで離婚した後に「お金が足りない…」「養育費がもらえなくなった」などで後悔している人も少なくないようです。
※養育費を晴れってもらえない時のための記事をこちらで詳しく載せています
→養育費の支払い拒否 「養育費を払わない」と言われた時の対処法
なので後悔するような離婚にならないためにもしっかりと事前に準備することをしっかりと意識しておきましょう。