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理由はないけど…離婚したい!
離婚といえば
浮気、DV、借金、リストラによる経済難、不妊、不仲など具体的な理由があって切り出されるものだと思われがちですが、そういう具体的な理由がなくても離婚したい。
そういった「とにかく理由はないんだけど離婚したい!」という女性が増えてきています。
しかし具体的な理由がないのに離婚したい、というものでも可能なのでしょうか?
間違いなく理由がない限り、「急に離婚がしたい」と言われても理由が伴っていなければ離婚は難しいでしょう。
それだけではなく、無理に離婚した場合は慰謝料を要求されてしまう可能性もあります。
なので今回は、「理由なく離婚したい人」が離婚できる方法を解説していきたいと思います。
離婚するには「合意」してもらうことが必要
理由がなくでも離婚する一番の方法は合意をしてもらうことです。
しかし、具体的な理由がない場合は、夫がなかなか離婚に合意してくれない可能性が高いですが、もしあなたが夫を説得し、同意を得られた場合には、理由がなくても離婚は可能です。
なので、あなたが上手に夫に理由を作って説明できれば問題ないでしょう。
離婚の条件とは?
そもそも理由のあるなしに関わらず、離婚できる場合とはどういう場合なのでしょうか?
1.離婚することに夫婦お互いが合意している場合
→協議離婚、調停離婚
2.離婚の合意がお互いに合ってもなくても、裁判で法廷離婚事由を認められる場合
→裁判離婚
裁判離婚で法廷離婚事由を認められる場合は
配偶者に不貞行為(浮気など)や生死が3年以上もわからないとき、重い精神病にかかり回復の見込みがないときなどです。
つまり結婚した後に発生した、生活を続ける事が難しくなるような重大な理由があるときです。
なので理由がない場合は、まずこの裁判離婚に当てはまる箇所はないか考えてみましょう。
もし当てはまれば、相手の合意の必要なく離婚することが可能です。
理由がない離婚をするためのポイント
もし先ほどの裁判離婚に持って行くことが出来た場合、必要ないのですが、裁判離婚にならない場合、必要になるのはやはり相手の同意です。
なので説得して離婚に持っていくためのポイントを解説していきます。
離婚の理由を探す
やはり最初にすべきことは離婚の理由を探すことです。
あなたが離婚したいと考えるわけですから、何かしらの理由はあるわけです。
その理由を明確にして文章に起こしてみてはいかがでしょう。
あなたが本当に離婚したい理由が見えてくるかもしれません。
離婚の意思表示をする
難しいかもしれませんが、相手に離婚をしたいという意志をしっかりと伝えましょう。
男性は鈍い人も少なくないので、はっきりと「〇〇だから離婚がしたい」という自分の意思を示しましょう。
その際に余計に理由をつけてしまうと喧嘩になったり相手が意地になって離婚してくれなくなる可能性もあります。
なので離婚をしたいという意志をしっかり伝えましょう。
相手の立場に立って考える
一方的に離婚を告げたのでは、相手が納得できないのは当たり前です。
相手の立場に立ち考えて伝えられるようにしましょう。
例えば相手が浮気まで行かなくても、キャバクラや飲み屋に度々行くことがあれば、
「私が家に帰ってきやすい環境に出来なかったのは謝ります。でも努力はしています。それでもあなたにとっては帰りにくいというのは、家よりもほかの場所に行くという方が精神的に楽だからだと思うんです。私も頑張ったのですが、努力にも疲れてしまいました。今後のことを考えてお互いのためにも離婚してください。」
など
どうして相手がそういう行動に出るのか考え、自分は改善しようと努力した上で話をしてみましょう。
拒否された場合は理由に応じた対策をする
相手が離婚を拒否する場合には何かしらの具体的な理由があるはずです。
それはどうしてなのか聞きだし、そのうえで答えを出しましょう。
あらかじめ予想しておくといいかもしれません。
この「相手が離婚をしたくない理由」を解決することができれば離婚に大きく近づけるでしょう。
もし離婚したくない理由が条件によって変わる場合は相手の条件をのむことも大事です。
例えば
子どものことを気にして離婚に応じないのであれば、月に一回は必ず子どもに会わせるなどの約束をしておく
離婚した後の経済的なことを考えているならば財産分与や養育費など相手の意見も聞いて決定するなど
※離婚後の財産分与や養育費については別の記事で詳しく解説しています。
家の分割や財産分与について詳しく解説した記事はコチラです。
→離婚する前に財産分与を確認するだけで何百万も損を防げる 家の価値を簡単に知る方法
養育費についてコチラの記事で解説しています。
→離婚後の養育費はいくらが相場?養育費を少しでも多くもらう方法
相手の条件が納得できるものであれば、あなたが引き下がった方が離婚は成立しやすいです。
侮辱しない
離婚の話し合いをする上でよくあるミスが、相手を侮辱するというものです。
「あなたがのせい」、「あなたが悪い」など文句ばかり言って相手を攻めてはいけません、相手を怒らせた結果さらに話がこじれて離婚を拒否されてしまうかもしれません。
また確実な話ではないのに決めつけて離婚に持っていこうとしてもいけません。
「あなた離婚してるんじゃない?」「借金してるんでしょ」などはしっかりと証拠を持って言う事で、離婚に進められることなので証拠もないのに言ってしまうとこれまた話がこじれてしまいますし、仮に本当にしていた場合証拠を隠滅された場合、離婚への道がさらに険しくなってしまいます。
まとめ
あなたが離婚したいからと言って離婚出来たとしても、もちろん良いことだらけではありません。
デメリットもたくさんあります。
※離婚後のデメリットの確認や安心して暮らすためのコツを解説した記事はコチラです。
→離婚した専業主婦が安心して暮らすための3つのやるべき事
それでも意志が固く離婚をして新しい人生を始めたいという方は今回開設したことをしっかりと準備してから話し合いに臨みましょう。
ここで忘れてほしくないことが相手も人間だという事です。
自分の離婚したいという意志を押し付けすぎずに、しっかりと二人とも合意の上で離婚できるように努力をしましょう。